中間管理職として今までいろんな新しいメンバーを向かい入れてきました。
新入社員として(中途採用も含む)新しく会社に参加した方々に、僕から管理職目線で傾向と対策に関する心構えについてアドバイスできればと思います。
たくさんの関係性が存在しますので一般的に準備しやすいイージー♪な心構えてとして、参考にしてもらえれば。
・大前提:上司は自分よりも絶対忙しいと考える
暇そうにしてても、本人は意外と考え事をしていたり心に余裕がない時間があります。ややこしいのが実際暇な上司の場合は、往々にして管理能力がいまいちでコミュニケーションコストをストレスに感じる、つまり新人対応で<忙しいなー>と感じてしまうケースがあることです。この考え方をベースにして傾向と対策をしておく必要があります。
・目的は会社・チームに参画すること
究極、まずは成果で貢献するより、目先の組織に参画できる状態になることが最優先です。つまり考え方・仕事の方法は「郷に入れば郷に従え」です。成果を焦ったり、自身の経験を生かそうとするのは、一つ先の段階です。まずは全ての要求を素直に吸収するイメージが大切です。
・報告・承認系は準備を怠らない
スピード優先で、仕事の進捗途中で都度報告・承認をとっていくというやり方がありますが、注意が必要です。どんな件でも上司がどのような質問をしてくるか、自身はどう考えているかを整理しておくことが大切です。ホントに中途半端な進捗を共有するのは、ある意味上司への仕事丸投げです。不明点は過去に教育を受けていないか、webで検索して一発で出てくる内容でないか確認しておきましょう。
・詰められても黙り込んだり、「スー、スー」呼吸でごまかさない
提出物に対して想定外の質問で上司から詰められるかもしれません。
これは3ケースあって、①自分の準備・知識不足、②能力を試されている、③上司の勘違いです。
切り返しは①の場合は、はっきりとわからない・すみません、改めて調べます、絶対覚えるので教えてください。②の場合は思ったことを素直に言ってみる。③の場合は①っと同様の対応。ある意味これだけです。どれかわからない場合は、やはり①で対応します。最悪なのは黙り込んだり、「スー、スー」呼吸でごまかして、コミュニケーションをこちらで止めてしまうことです。これは上司へのコミュニケーションの丸投げです。何をすべきか自身で判断してとにかく、意思を言語化する努力はあきらめないでください。
・雑談時も油断しない
正直、新しいメンバーと趣味でコミュニケーションをとりたいを思う上司はいません。何等かの組織人としての意図をもってコンタクトしてきていることを、忘れてはいけません。雑談ベースで急に大学生に戻ったり、前の会社のカルチャーで砕けて距離間を忘れると一瞬で評価を下げる、というか2面性があると警戒されてしまいます。上司がリラックスさせようと柔らかくきても、それなりに緊張感をもっていたほうが良いです。
・ストレスは外で発散する
最初は疲れもストレスもたまります。でも、上司以外、例えば同僚などでも社内のメンバーとストレスを共有して発散してしまうのはちょっとリスクがあります。例えば上司や社内環境の愚痴など。こういうのは、なぜか上司の耳に入ります。
ホントに僕もよくこのケースに遭遇します。「よーくわかるけどそれは会社の外で言ってくれー」というのが調本音です。よろしくお願いします。
・会社のゴシップに興味を持たない
やっぱり会社にはいろんな歴史がありますので、人間関係やこれまでのトラブル等でいろんな「ゴシップ」が存在します。個人的な最悪だと感じるのですが、新人に上司の過去のトラブルなんかをいちいち耳打ちする人間が一定数存在することです。そもそもこういう人間や優しそうな顔をして近づいてきますが、近くにいてプラスの効果はありません。適当に距離をもって、聞いたことはすぐに忘れましょう。いちいち誰かに報告する必要まりません、関わらないのが精神衛生上いちばんです。
・健康管理は気を付ける
体調不良時はしっかり休むことが大切です。
なので体調を崩さないようにできる管理は自己でしっかりして下さい。最初は仕事を連続性をもって体で覚えるのが大切です。健康は一番大切な自身の資本です。
ちょっと息苦しいと感じますか?
この程度クリアしておくと、あとは勝手に仕事に慣れてしまうので余計な悩み事やプレッシャーを感じる期間が一瞬になってしまうことが多いです。逆にこれができていないと、難しいトラブルを長期間抱え込んでしまうことがあります。
一期一会、せっかくの縁で出会えたのですから、ちょっと気持ちを切り換えて取り組んでみましょう♪